養育費について
養育費とは、子供を観護、教育するために必要な費用です。
子供には養育される権利があり親が負担すべき費用として養育費と呼ばれる生活費、学費、習い事や塾の費用などを支払うことが当然の義務とされています。
具体的には、衣食住、教育費、医療費、最低限の文化費や娯楽費、交通費など、親の扶養が必要な未成熟子が自立するまでにかかるすべての費用です。
養育費は、協議、調停、裁判などという離婚の形態にかかわらず取り決められるものです。
養育費は子供が持っている権利で、養育費の支払いは子供に対する親の義務として、親子の身分関係から発生するものです。
このため、子供と一緒に生活しない親は、親権がどちらにあるかとは無関係に、父母の資産や収入に応じて子供が自立するまでに必要な、あらゆる費用を対象として分担しなくてはいけません。